高所作業(逃げ場なし)

ガラス清掃

ガラス清掃をご存知だろうか?

こんなのとか

こういうやつ

都会ではちょいちょい見かけるけど、僕の田舎では全くと言っていいほど見たことがない

一時期この仕事をやっていたのだが、やろうとした理由は簡単

給料がよさそうだから

だって落ちたら死んじゃうじゃん!

そんな仕事が給料安いはずないじゃん!という安易な思い込みからである

実際そんなによくはなかったけれど、

一昔前は結構稼げたらしいけど、僕が始めた頃はそんなにという感じだった

早く帰れないんかい

イメージ的に、頑張って急いで現場を終わらせれば帰れると思っていたのだが、きちんと18時までは残らされる会社だった

なので18時に終わるくらいに時間調整しながらやるって感じだった

空前絶後のパワハラ

人前で怒鳴るは当然で、調子のいいときは手も足も出すようなリーダーだった

飲み会の場で、酒が入ると3時間説教し続けたこともあったらしい

らしいというのは僕自信がそういう理不尽な目には合わなかったからだ

20代前半の子が多く、この会社が初めての職場の子が多かったので、それを狙って洗脳していったのかな

実際みんな「仕事ってこんなもん」と、しっかり洗脳されていた

仕事は楽しかった

ガラスを洗剤入りの水で濡らせてワイパーみたいなので水をきるだけ

単純な仕事だがこれがなかなか難しかった

上手い人は最小限の動きで作業するので、一日何十枚もやってると結構時間に差がつくのだ

見た感じブランコに座ってて楽そうだが、これが割と疲れる

ただ目の前のガラスだけならいいのだが左右のガラスもやるとなると

こういうポーズのまま作業するとかわりとしんどいのだ

この時支えてる手とか足が滑るとターザンが始まる

ぶら下がりながらこういうポーズに近い時もある

もはやヨガである

恐いこともある

ふつう風が強い日は中止にするが、みんなリーダーに怯えて強行していた

ゴンドラに乗っていたのだが、30階建てのビルだから強風の日はすさまじかった

途中風が吹いたら2人で柱を持って耐える(後半腕がちぎれるかと思った)

手を離せばゴンドラがぐるぐる回ってちぎれてガッシャーーンなんてこともありえるのでマジこわかった

もう一つ恐ろしいのがトイレである

1番下まで行くと、30階まで急いで上がっても15分くらいだったかな

この間に尿意が襲ってこようもんならもう大変である

漏らすことはなかったが似たようなことがあった

朝から具合の悪そうな同僚とゴンドラに乗り込んだ僕

仕事が進んでいくとどんどん辛そうになっていたので

「一回戻る?」と尋ねた瞬間

おええええええええ

バケツに吐き出した

バケツがなかったら上空100m以上のビルからゲロがまき散らされてたらと思うと恐ろしい

そして彼は二日酔いだった

仕事の前日に酒は飲むまいと誓った

機会があればまたやってみたい仕事である(遠い目)

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